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年 月 日

山 名

標 高

2.5万図

天 気

当日福井市の
最高気温と最低気温
〔 〕は平年値+-

同行者

2005 6/8

大御影山
(おおみかげやま)

950.1m

海津 熊川
三方


曇後晴

27.5℃  20.8℃
(+2.1  +4.1)

静御前さん

行 程
福井市自宅出発630====滋賀県高島市(旧・今津町)ビラデスト今津・平池登山口(標高489m)810〜835---
滝谷山分岐1015---P847m1045---河内谷林道出合1100---大御影山1205〜1340---県境尾根分岐1420---河内谷林道出合1430---P847m1440---平池登山口1620
                                  ◆往復 休憩時間含む ■出会った登山者 0人



近江坂を知ったのは草川敬三著「近江湖西の山を歩く」である。「おうみざか」何と良い響きだろう。
近江の酒波寺から大御影山を通って若狭の能登野に至る山越えを近江坂と云う。
大御影山も気になる山名だ。福井と滋賀の県境に聳える山、嶺南で最高峰ながら国土地理院には山名は書かれていない。
何故だろうと思うのです。
「御影」を辞書で引くと
「御影・ぎょえい」天皇・三后・皇太子などの写真
「御影・ごえい」神仏・聖者・貴人の画像 写真や彫像
「御影・みえい」神仏・貴人などの肖像、彫像、写真
「御影・みかげ」神仏や貴人の霊魂、神霊、みたま
〜とある。
子供の頃、農家の仏間によく天皇の写真が鴨居に掛けてあるのをよく見かけた。今はあまり見かけなくなりましたが、戦後生まれの僕には御影の単語は日常的ではない。

毎年、京の都から越前吉崎へ蓮如上人の御影を載せた輿「御影道中御下向(ごえいどうちゅうごげこう)」がある。
1週間かけて240kmの道程を歩く事がテレビ、新聞などで知るだけだ。
同行の静御前さんは仏道の人、湖西道〜木の芽峠〜越前吉崎(福井県あわら市)へ。帰りは湖東道を廻って京に戻るそうです。

大御影山の由来、いろいろ調べているが分からない。ご存知の方いらっしゃいましたらご教授願いたいところです。

何時も湖西道を通ると山上に白い建物が見える。今日の登山口はその白い建物に向かって車は走っている。
酒波寺から6kmビラデスト今津の案内板がある。車道は1kmごとに案内板。山上にはプチホテル、ロッジ、オートキャンプ場、テニスコートなどなど設備は整っている高島市の家族旅行村だった。

ビラデスト今津から僅かに下った所が平池、登山口だ。車道脇に車を停めると自転車に乗った職員が平池のカキツバタ目当ての車が多く通るので デラデスト今津に駐車して下さいと、職員に聞くと自生のカキツバタの事、5月中旬から咲き今は盛りは過ぎたようだ。風呂が有るそうで山から降りたら入って帰えろ〜。

カキツバタは山から降りてゆっくり見ることにする。杉林を通って今津山上会の案内板でいよいよ近江坂に入る。
尾根の取り付きは急斜面、人は荷物を背負い馬も通ったであろう道はつづら折りで優しく付けてある。U字形に深く堀り込まれた道は最初から始まる。
イワカガミが咲き終わって大きな葉だけ一面に、今はコアジサイが咲き始めの頃。道を塞ぐように咲き終わったシャクナゲが群生、シャクナゲのトンネルだった。最盛期は見事だろう〜。
古池にはモリアオガエルの卵がぶら下がっている。道には熊の糞、熊剥ぎの杉、静御前さんは慌てて熊鈴をリュックに取り付けた。
ブナの森の中の道は続く、木々で展望はない。陽射しが有っても汗かくことなくヒンヤリしている。標高差460m、距離があるのでほぼ水平道に感じる。
P847mでやっと展望が開ける、琵琶湖に竹生島が伊吹山は靄って見えない。
河内谷林道出合から県境尾根に上がり益々緩やかな道、まわりはブナの森、新緑に木漏れ日が優しい。
写真など撮って道草、イワカガミが数株まだ花を付けている。急ぐ事もない野鳥の囀りを耳にして腐葉土の軟らかい道は膝にやさしい。

3時間30分、ようやく山頂。先日登った大谷山、寒風が奥に赤坂山が野坂岳も見える。琵琶湖も霞んで見える。
木に木札が下がっている、今津中学校2年生、クラスごとの絵札だった。今年5月の物。
山頂で記念写真のパックの木はブナの木、実をたくさん付けていた。右手にはサラサドウダン、タニウツギの赤が新緑に映えている。ここで弁当広げながら花を見る事が出来る。

近江坂、尾根道の山越え。あくまでも緩やかなブナの森の中の道。尾根道だから水は得られない、先人は竹筒や瓢箪を使ったのであろうか。ブナの森は夏の陽射しを日傘かわり冬は寒風を遮ってくれるのであろう。先人の偉大さに敬服するのである。歴史を感じさせる素晴らしい近江坂だった。

降りてから平池のカキツバタを見物。西陽は池を半分照らしている。遠くにカキツバタだから見物客は望遠レンズで狙い定めている。柵のロープがして有って近づけない。遠目の写真しか撮れない。
処女湖へ1kmの案内板、珍しい名前行ってみよう。車を走らせると車窓からカキツバタが見えると静御前さん。
此処には柵はなく近づけます、広い谷間に群生しています。陽は山に隠れ透き通る様な青、綺麗です。やや盛りは過ぎたようだった。
ビラデスト今津に戻り入浴。風呂から琵琶湖が木々の間に望める。うん〜300円はお得。



酒波(さなみ)寺

掘り込まれた道

県境尾根

モリアオガエルの卵

熊剥ぎのスギ

ブナの実

山頂記念写真



カキツバタ咲く平池

平池

平池から下がった処のカキツバタ

サワオグルマ

ホオノキ