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2006年 6月21日

近江坂
能登野〜能登越〜能登郷〜大御影山

能登越 650m
能登郷 520m
大御影山 950.1m 

三方
熊川


晴後曇

28.7℃ 20.1℃
(+2.7  +1.6)

単独

福井市自宅出発600===福井県三方上中郡若狭町能登野・林道能登線入口登山口(標高50m)715〜730---林道歩き---
林道終点810---能登越(峠)915〜925---天増川林道940---林道を3分下り天増川渡ると能登郷950---尾根取り付き1000---
送電線鉄1025---国境尾根1035---能登郷分岐1045---三重嶽分岐1120---白谷分岐1220---大御影山1225〜1255---
三重嶽分岐1350---能登郷分岐1410〜1420---能登郷1445〜1450---林道歩き---能登越への谷1500---能登越(峠)1515〜1525---林道終点1605---林道歩き---登山口1645
                                   ◆往復 一部周回 休憩時間含む ■出会った登山者 2名



近江坂は近江の酒波寺から大御影山を通って若狭の成願寺に到る古道である。
昨年、近江今津の平池から大御影山に登っている。今日は若狭から大御影山を登って近江坂を踏破するのです。

若狭湾に注ぐ北川の支流、天増(あます)川の源流部は緩やかな谷になって能登郷と云う。昔は木地師達が住んでいたと草川敬三の著書「近江 湖西の山を歩く」に述べている。標高500mの能登郷も興味をそそる。
近江坂は能登越から国境尾根を北上して大日に至りそこから南下して大御影山に向かう尾根道と、能登越から谷に下り能登郷で水を得られる。どうだろう〜国境のU字の様に回るより能登郷に入った方が距離が短い。僕だったら後者を撰ぶ。

国道27号線を走るのは3週連続になる。能登林道入口には鉄製のポールが新たに出来て通行止め。軽自動車なら通れるかな〜。
八幡川沿いに歩くこと40分林道終点。いよいよ山道に入る、近江坂だ。掘り下げられた九十九折り道、人馬が通ったであろう優しい道。
能登越から人の声がする。まだ9時何処から登って来たのかな〜「横渡の集落からH488.6mの尾根に取り付きH726mのアンテナ跡から三十三間山を通り国境尾根を熊川まで行きます」と云う敦賀市の70才代の男2人だった。凄い老人パワーだ。

日射しがあるが靄ってぼんやりしてハス(魚偏に時・漢字が出てこない)川流域が見える。一息入れてトラテープを頼って小さな谷に入り能登郷へ足場は悪いが大した事はない、数分で天増川の林道に出た。林道を川下に3分下るとトラテープがあり天増川の源流を跨ぎ湿地の広々とした能登郷だ。天増川は源流部に広々とした湿地ここでティータイムも良いのが先が長いので急ごう。渡った所からトラテープは無い。草むらの獣道を通って対岸の尾根に微かな踏み跡があった。気になるブッシュではない。
(帰路で判ったのだが、林道を10分ほど川下に下った所に今津山上会の標識ある、送電線鉄塔巡視道の立派な道)

ナラ、ブナの広い尾根を登ると関電送電線鉄塔に出た、振り返ると能登越から三十三間山の稜線が間近に見える。ここからしっかりした送電線巡視道を10分、若狭と近江の国境に乗る。広々とし巨木のある尾根のブナの森、素敵な処だ。
しばらく行くと能登郷への標識があった。帰路はここを降ろう。

多少のアップダウンがあるが、高木のブナの森を歩くのは気持ち良い程に涼しい。低木の雑木林になると陽が射し込み暑くらしい。
目指す大御影山は谷を隔てた左手に見え、ずいぶん遠い所にあるものだ。今日は累計標高差が大きいのと長距離の長時間で行動食に大福餅をポケットに入れて登る。まだまだ続くブナの尾根、正面に大御影山が見えてもなかなか近づかない。山頂まで20分の案内板にホッとする。

休憩少なくしても5時間、ようやく誰もいない大御影山頂、先週登った三重嶽や振り向くと横山岳、赤坂山の山並みが見える。
木陰に入って握り飯一個口に入れるのがやっと、行動食が効いたのか、大食いからダイエットして胃袋が小さくなったのか判らないが・・。
今日は夏至、陽は長いが単独だと、どうも先を急ぐ気持ちになる。

同じ道を下る、今津から大御影山より能登野の方がブナの巨木が多い。登る時チェックした案内板「能登郷→」へ下る。送電線鉄塔巡視道は幅広く立派な道。天増川で日焼けした腕、顔を洗う。能登越に着いた頃は日射しはなく若狭湾からの風が火照った体を撫でてくれる。

九十九折りに差し掛かると今まで聞いた事のないドドドッと音がする、右手の斜面20m先に黒い動物が木から降りて急いで逃げて行く、小熊だ!
今まで2度熊と出会ったが急いで逃げる熊は見たこと無い。人間の気配感じてのしのしとゆっくり姿を隠すのだが、小熊のせいだろう。
落ち葉を踏む音と熊鈴の音に人間の気配を感じたのでしょう。月の輪熊は大人しい性格、ヒグマは人間を追いかけるらしい。
人里に現れる月の輪熊は食料求めてだから人を襲う、山菜採りで出会い頭も人を襲う。登山者が熊に襲われた事例は少ないようだ。
2度遭遇しているから我ながら冷静でした。

1000m足らずの山だが、標高50mから登りは結構きつい。ダイエットの効果だろうか疲れも筋肉痛もなく長時間歩き通したこと自信になりました。近江坂踏破バンザイ!
明るい内に下山出来、若狭の拠点となる成願寺を訪ねてみよう。



能登越

能登越からハス川流域

能登郷の天増川源流部

能登郷の湿地

能登郷から上がった国境尾根

国境尾根のブナの森

国境尾根のブナ

掘り下げられた古道近江坂

梅雨に入っても雨の少ない水たまり酸欠状態のオタマジャクシ 国境稜線

山頂

2〜3年のブナの若木

山頂から奥に横山岳 赤坂山 寒風



近江坂、若狭の拠点となる
成願寺を訪ねる


集落の奥にひっそりと建っていた。
住職は丁度、草花の手入れをなさっている時だった。
早速、近江坂や能登郷の話しを伺う、突然の訪問にも丁寧に教えて頂く。

成願寺の歴史は古く以前は倉見郷を統括し近くには宿坊が多くあり、今でも田や畑から茶碗の欠片が出る。

庭の白い花、初めて見る。サカズキソウだと教えて頂く、写真撮っていると花に興味あるのですね〜と言って
庭の草木を案内して頂く。

種から育てたトチノキ、クルミ、ブナ、裏庭には谷水を引いた池にメダカ、スイレン、コウボネ、赤米の株など良く手入れされた植物は多い。
鹿に喰われるのが多いとか。

若狭町 成願寺

境内に咲く銀杯草(さかずきそう)

色んなお話を伺うとハスプロジェクト推進協議会
事務局長、三浦正親氏だった。
県内ですので新聞、テレビなどで少しは知っていたが。

← 子供達と作った赤米を頂いたのです。