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年 月 日

山 名

標 高

2.5万図

天 気

当日福井市の
最高気温と最低気温
〔 〕は平年値+-

同行者

2003 10/22

籾糠山
もみぬかやま

1744.3m

鳩谷 平瀬

19.0℃---13.7℃
(-1.3  +3.1)

静御前 裕の宮

行 程
福井自宅出発630====白鳥経由====岐阜県白川村天生峠(あもうとうげ 標高1289m)1000〜1020---天生湿原1050----東回り---木平湿原分岐1100---カラ谷---木平湿原分岐1145---籾糠山山頂1240〜1410---木平湿原分岐1445-----木平湿原1510〜1520---天生湿原1605---西回り---天生峠1635
                              ■周回 休憩時間含む ■出会った登山者 4人

数日前、裕の宮さんから経ヶ岳、唐谷のナメコ取りに行きませんかと誘い。計画では保月山から山頂、唐谷に下る予定だ。
今朝、連絡とると大野は強めの雨が降っているとのこと、予報では昼前には上がるらしい。朝早くから雨の経ヶ岳登るには苦痛だ。雨の日のオプションとして籾糠山の天生湿原・木平湿原を視野に入れていた。登山口まで3時間で10時頃には雨は上がるだろうとの計算だ。

小雨降る福井を出て大野着いた頃には上がっていたが大野盆地を囲む山々は鈍よりしたガスの中だった。
先日の大野観光バス事故の油坂峠道路を通り東海北陸自動車道に入った。峠を越すと奥越の空と違って明るい、時たま青空が覗く。今が盛りの紅葉の山間を縫って走る東海北陸自動車道は素晴らしい。紅葉の風景に見とれ今日は二人の美女が同行、気持は舞い上がって冷静さを失ったのか荘川ICを素通りして終点の清見ICまで行ってしまったのである。往復37.8kmと30分の時間をロスして荘川ICから白川村に向かったのでした。

世界遺産の合掌造りの集落から国道360号線に入り天生峠を目指す。中腹が紅葉見頃、一瞬、陽が射して思わず「おおぉ〜」と歓声を上げる。しかし天生峠はガスの中だった。

入山は今年から試行で9月・10月だけ森林環境推進協力金として五百円徴収することになった。(中学生以下は徴収しない)来年から本格実施するらしい。
このような協力金徴収は良い事だと思う。これから何処の山でもこの様なシステムが多くなるだろう。
県内の山でも登山道整備、草刈りなどと地元の人達のボランティアや山岳会の人々の存在がある。
僕は登山道を守っていらっしゃる人々に感謝しながら登山道をただ歩くだけである。登山口に徴収箱を設置していいのではないか、強制的ではなく賛同してくれる人だけでも良いのではないだろうかと思うのである。

ガスの中の登山だ。既に紅葉はなく、花も見当たらない。寂しさが漂っている、僕の好きな素っ裸の風景になっていた。天生湿原を東回りで通りカラ谷を行く。谷水は伏流で周りの木々はブナ・ナラ・カツラの巨木の原生林だ。
寿命だろうか朽ちかけた巨木がいたる処に横たわっている、山の木々も世代交代の時期かもしれない。
カラ谷上部になると伏流から谷水が現れて芦生の森を彷彿させる風景になってきた。澄んだ清流に苔むした岩と巨木。素晴らしいのだ。稜線に近いのに豊富な水量、昨日から今朝の雨のせいでもあるが、照葉落葉樹の森は正しくダムの森である。

稜線に上がると登山道はぬかるんで先行者の足跡が残っている。今まで人の出会いは無い。大きい足跡と小さい足跡。
夫婦とか親子ずれとかお忍び登山、不倫の関係とか想像たくましく言い合っているのである。
山頂手前が今までの緩やかな登山道と変わって急な登りだ。

山頂もガスの中、360度ガスである。晴れていれば北アルプスの稜線が見えるのだが残念である。山頂は狭く10人ぐらいしかいられない。富山からという熟年夫妻2組が食事中だった。食べ物を分け合い山談義が始まる。一人方は立山自然観察指導員とおっしゃっていた。
裕の宮さんは早速、名刺を渡し荒島岳の宣伝に饒舌だった。静御前さん裕の宮さんのリュックからいろんな物が出てくる。1時間30分かけて昼食でしたがガスは一向に晴れる気配なし。記念写真撮って下りましょうか。

帰りは木平湿原まわって行く。なだらかな尾根の山頂部に水面のある湿原は不思議な所、クマザサにダケカンバの巨木が点々と、ガスの中の風景は幽玄の世界だ。晴れた日も良いだろうがこの風景も絵になる。
ダケカンバの森を過ぎるとブナの森に代わった。ブナの木は葉を落とし木に纏わったツタの葉が赤くなっている。

天生湿原でとうとう雨が落ちて来た。傘をさし西回りを通って峠に着いた。協力金徴収していたおじさんが待っていた。僕達の下山を確認して帰るところだった。おじさんの話を聞けた。19日、日曜日が最高の人で有料入山者550人、4割の人々が籾糠山を登ったそうで山頂は渋滞したそうだ。例年6月1日、天生峠開通のこと、来年は花の時期にまた来ますと言って別れたのでした。

荘川ICの入口にある道の駅「桜香の湯」七百円は高いが自噴の天然温泉はいい湯だった。露天は広々として風情がある。天然温泉は自宅に着くまで体はポカポカだった。


天生湿原

木平湿原

天生峠 駐車場

木平湿原

籾糠山山頂 富山からの登山者

籾糠山山頂