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僕の掲示板に投稿頂いている川北さんから伊吹山のユウスゲ群生は見事だと教えて下さった。
ユウスゲは今まで出会った事のない花だ。数日前からネットで調べてみると今からが見頃とのことで梅雨の晴れ間に出かけた。
伊吹山に登ったのは56豪雪(1981年)の年。当時敦賀勤務の時だ。3月末になってもどこのスキー場も滑走可能だった。敦賀から近いと云う事で滋賀県のスキー場へよく通った。比良・箱舘・マキノ・国境などなどと。
伊吹スキー場は3月19日この日は快晴無風だった。緩やかな斜面に飽きて5合目リフト終点からゲレンデ板を担いで山頂に登ったのでした。雪は締まって山頂から5合目へ一瞬の滑降だった。感触は今も脚に残っている。
登山口の伊吹町上野からゴンドラリフトで3合目まで上がるのが一般的のようだ。1/25000の地図を見ると3合目のホテルまで車道が記してある。神社近くで洗濯物を乾かしているおばさんに車道は通れるのでしょうかと聞くと道幅は狭いが通れるよ、キィツケテイキィーヤ〜と関西弁で返ってきた。
曲がりくねった狭い車道を6.8km走って駐車場に着いた。既に5〜6台の先客があった。
駐車場の隣がユウスゲの群生地だった。曇空と云うこともあって咲き始めているのもある。波打った斜面一面のユウスゲ群生地だ。ゆっくり観察するのは夕方下山の時にしようと先を急ぐ。
歩き始めて花のお出迎え今日は総ての花を撮るつもりだ。最初がハクサンフウロウ、標高800mで咲いているとは
驚きます。5合目からはガスの中だった。晴れていれば木陰が無く夏の陽射しをまともに受けて苦労強いられるのだがヒンヤリした空気が気持いい。曇空も花の撮影にもってこいの日だ。
9合目から山頂を見ると人人だった。山頂の土産物屋、食堂は町の雑踏のような軽装の人達、ミニスカートにピンヒールの若い人もいる。雑踏を避けて三角点の周りには上野から登って来た登山者が食事をしたり昼寝をしたりしている。
山頂からの展望はなく寂しい思いで僕も三角点の近くで昼食にした。今日の山上の献立はYちゃんからメールでレシピを教えて頂いた「梅雑煮」だ。梅雑煮をグツグツ煮ていると、周りが騒がしくなって来た。ガスが切れて真下の集落と田畑が見え始めたのでした。米原方面が見下ろせ、琵琶湖の方は見えなかった。
さっぱりした梅雑煮は夏の暑い日でも食が増して美味い。Yちゃんに感謝しながら頂いた。お腹が満たされば自然と眠たくなるものです、3合目、5時を視野に入れてそよ風の中で昼寝だ。山頂での昼寝は最高の贅沢。
3時降り始め5合目のベンチで時間調整兼ねて一服。隣には僕と同年代の地元の男性と話し込んだ。天気を見計らって午後から登り始め、伊吹山はよく登るとか。福井の山も相当登っていらっしゃるようでした。
5時、3合目のユウスゲ群生地着。朝よりも随分咲き始めている、満開とはいかないようだ。ガスは切れ陽射しも射している、薄いレモン色のユウスゲは、ニッコウキスゲより一回り小さく、鮮やかな黄色とは違ってひっそり地味に咲いて悲哀を漂わせるそんな花に思えてならない。
雪の伊吹山以来の夏の山、花に埋もれた伊吹山、数々の花に出会えた山だった。
山から降りて伊吹町の「ジョイいぶき」の薬草風呂(入湯料¥300)の露天風呂から今登って来た伊吹山は綺麗にガスははらわれて西日を受けて輝いていた。
今日の山行はネットに支えて頂いた情報の数々で実現できた。便利な世の中になったものだ。
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